2011年09月29日

直通信 153

 直通信 153

彼岸も過ぎ、凌ぎやすい季節になりました。大雪山系からは初冠雪の便りも・・・

 9/28 昨日は遠方からK氏の来訪がありました。
記録を辿って見た所K氏とは1998.4初来訪、つづいて1997.12に再来訪など、三年前にも来訪が有りまして、そのときは氏の希望により前沢碁盤店、佐藤敬商店などを訪問したことがあります。
 
 K氏と工房で暫く懇談した後、O氏と待ち合わせ場所に同行する。

 JR鶯谷駅近くの、創業100年と言う「鍵屋」に向かう、
仕事柄店内の造作材に目が向く、厚さ八寸楓のカウンターや上がり框など随所に無垢材がフンダンに使われていた。

 三人の話題は将棋関連に集中する。






 
 9/28 S氏に小生の駒箱に対する所感をメールしたところ、丁寧な返信がありました。
小生より50数才も若い方ですが将来が嘱望されます。いい方向への成長を祈る気持ちです。




 駒箱についての拘り

 B契り止め加工について、
駒箱を作るときに、四隅は45°にカットした板材を、接着剤をつけて貼りあわせます。
特に銘木材はクルイ安く接着面が剥がれてくる事が多々あります。
そのために、留め部分に契り加工を施し剥れを防ぎます。(この部分には共木やあえて色の違う材を使うこともある)
 
 小生は、その契り止め加工が気に成るので、留め切りの内部に隠す方法を使うことにする。
指物師は隠し蟻加工をしていますが、小生には難しく出来そうに有りませんでした。

 図書館に行きいろんな留め加工の仕口を調べて、現在の傭核留(ヤトイザネ)の仕口を採用しました。
 こうする事によって、表面からは仕口は見えません。なをかつ銘木材の模様を損なう事もありません。

つづきあり



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posted by 正直と息子オックン at 12:51| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 直通信(父・奥山正直 の 将棋 駒箱 製作記) | 更新情報をチェックする

2011年09月23日

直通信 152

  9/21 台風15号襲来 あの大雨と大風の中「獅子の国」シンガポールから来客、
駒箱や駒台将棋棋具を敬愛する方でした。
今回は五年振りの帰国とか、
この機会に棋具の作者(奥山)にどうしても会いたいの思いで行動にされたそうです。当日は東海道新幹線は運休、北陸・上越経由で上京されたとの事。 
 棋具についての話題が中心ですが、どの話題にもご満足頂いてたことが嬉しかった。
 

 今日は駒箱についての拘りを書いて見ます。
 
 @初めに、駒箱の制作を始めたキッカケ、S50年頃「駒づくりを楽しむ会」に入会して、駒づくりを始めましたが、難しさを感じ数組で断念しました。
 そのご、澤野さんと北田さんが主宰の「駒道楽」に入会して、会の会合に参加したときに駒箱を製作している方にお会いしたことです。(この記事は「駒のささやき」P51中央前かがみが小生です)
 駒と違って、駒箱なら出来そうに感じたことです。
帰宅後そく行動を移す。当時工務店に勤務していたので、深川は材木の町、近所に銘木店や工務店の作業所に機械などが、身近に有った事も勢いになりました。

 どうにか、一個制作し澤野さん宅にお伺いして意見を伺いました。
澤野氏は所蔵の駒箱を数個見せてくれまして、ここは(手掛の部分・構えとも言う)他の作者のどなたも制作していない形、
奥山独特の模様にする事とのアドバイスを受けました。そうする事によって、ここの形を見ただけで奥山作と判りますと・・・・
 それから、試行錯を繰り返した結果現在の形になり、十個目あたりから一貫して変わることなく現在まで続いています。
 それまでの駒箱は、吉田作のように、寺院の書院窓をあしらった型や、半月型・雲型などが多く見られていました。

  ※ 最近この手掛の部分に小生作のと、良く似た作品を見かけることが有ります。作者独特の作風が有ってもいいのでは・・・・

 
 Aつぎに、サイズについて、幅三寸五分角×高さ二寸五分、これをセンチに直して制作しています。
自分なりに一番安定感が有る様に思うからです。
サイズに決まりは無い・・・天板は年輪を上下に成る様に、従って手掛は左右なる様にセットします。手掛が四方向に有る場合はその限りではない。
 内箱の底部と外箱の下場に差をつけ、約1.5oほど浮かすこととし、そうする事によってベッタリ感がなく、軽快感を得られます。
 
 
  このつづきはまた  




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2011年09月15日

直通信 151

直通信 151
中秋の名月も過ぎましたが、依然として暑い日が続いています。
 暑さ寒さも彼岸までの諺があります・・・あと暫くの辛抱か・・・

 新内閣が誕生して二週間も過ぎた、
しかし重要な課題が山積しているのに、臨時国会は四日間とは、野田総理の言葉は一人歩きしている、多くの国民の要望などどうでも良いのか。
 閣僚からは次々と問題発言が聞かれる、これでは期待するほうが無理なのでしょう。
 
 今月下旬に獅子の国(シンガポール)在住の方が一時帰国するときに、当工房を訪問したい旨のメールがありました。
 当工房は東京駅からも近いので、交通の便は良いですから是非の来房をお待ちしています。

 K氏も下旬に上京するとの連絡がありました。工房とは名ばかり・・・皆さんの来訪が嬉しいです。

 ▼某碁盤店で見かけた島桑の駒箱、仕上げはウレタンです。和物には拭き漆が似合います。
 少し大振りの作に銀杏面加工、塗料には厚みが有りますので、細部がスッキリと仕上らないのが難点に思います。
 しかし経年による島桑独特の味わいが出ていました。



 ▼前回の印籠型駒箱と同時に仕上がった作品です。(島桑の筍杢、厚い板材を縦割りにしたので同じ様な模様が連なる)







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posted by 正直と息子オックン at 11:59| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 直通信(父・奥山正直 の 将棋 駒箱 製作記) | 更新情報をチェックする

2011年09月06日

直通信 150

 直通信 150

台風12号による豪雨や土砂崩れによって甚大な被害が起こっている。  
この様な事故が次々となぜ起こるのか、天災か?・人災か?・・・・
いずれにしても被害に遭われた方々には、お見舞いを申し上げます。

 現在島桑材で隅丸の駒箱(制作依頼があったもの)を制作中です。
 留め伐りや傭核留(ヤトイザネトメ)加工など、各部の加工も済み次は組み立てに入ります。

 八月に制作中だった、島桑の印籠型駒箱、拭きうるしが完了したので写真を添付しました。








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2011年09月02日

直通信 149

平成13年に脳梗塞を発病してから10年の歳月が過ぎました。
 初期の治療が良かったと感謝の思いは尽きません。先日初期治療に当たって下さった先生にお礼の挨拶にお伺いしました。初期治療後点滴を受けながら、救急車で都立病院に入院する事に。
 初期治療に当たった某医院には当時のカルテが存在していました。対話中に感極まって涙声で当時の治療に感謝いたしました。

 都立病院には11日間の入院を、退院したあとは近くの順天堂医療センターで、定期検査を行いながら治療を行い、再発も無く今日に至っています。
 
 最近、珍しい碁盤を観ました。素材は榧の葡萄杢、盤の全面に葉節(葡萄杢)があり大変に珍しいと拝見してきました。感じとしては花梨や栃の葡萄杢に模様が似ていますが色は榧です。
 


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posted by 正直と息子オックン at 14:15| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 直通信(父・奥山正直 の 将棋 駒箱 製作記) | 更新情報をチェックする