2010年04月27日

直通信 77

直通信 77
先日、ピエコデザインpiecodesignに掲載されました、ブログをそのまま転載致しましたのでご覧ください。

---以下、転載-----------------------------------------------


駒箱・駒台製作「Honest Studio」
以前こちらのエントリで紹介した、地元深川で駒箱を製作されている奥山正直さん。

深川東京モダン館に寄ったときに「そういえば近くに将棋のものを作っている方がいるらしいですよ!行ってみませんか?」と教えてもらい、二人してアポなし突撃!!

なんと、ほんとにヒッソリヒッソリしたところに、小さな工房がありました。

6寸盤はあるものの、盛り上げ駒や駒台には縁も知識もなかった私ですが、ひと目みて「これはすばらしい!!」と感動。まず木の質感がとってもいいんです。「これは工芸品として立派に他の世界にも出せる!」と生意気にも思ってしまい、素敵な黒柿の根付を仕入れました。


 

こちらの左は名刺入れなんです。素敵でしょう?素材は桑(くわ)、漆が塗ってあるので微妙な光沢が質感を高めています。近所の飯島栄治六段も奥山さんの駒台と駒箱を愛用しているとのことで、栄ちゃんがこの名刺入れも愛用しているのを発見して、私もひと目ボレ。作ってもらいました。

右は駒形の根付。上の三つが「楓」、下二つが「黒柿」で出来ています。こちらはどうぶつしょうぎcafeでも販売しました。これからもイベントで売る予定。

名刺入れの箱には「Honest Studio」。正直、から取っているんですね。洒落ています。


 

パカっと開けるとこんな感じ。

私は駒や駒台の世界のことをほとんど知らなかったのですが、これをいただくときに「こないだの名人戦第二局で使ったんだよ。今度の福岡の第四局でも使うんだよ」と言われてびっくり仰天しました。こんな近所に、名人戦で使う駒箱を作っている方がいたなんて!!!いや、確かにものすごく素晴らしいものを作っているので、納得なんですが。

奥山さんのHPには名人戦で使われた駒箱のお話も載っています。→駒箱とFC東京・直通信

飯島六段の研究室で、いろいろと奥山コレクションを見させてもらいました。


 

駒台に角丸があるんだ!!と初めて見たときびっくり。


 

奥山さんの作品はどれも「直」という赤い漆のワンポイントがついていて、それがまたとてもオシャレです。


 

駒台や駒箱の裏にも「直」の漆が塗られています。

栄ちゃんに教えてもらったのですが、駒台を並べる方向は、この漆のワンポイントを下にするという決まりがあるそうです。

駒台の木目や光の反射の加減など、先後ともに同じように出来るように、そこまで考えて作られているそうです。



こちらはパスモケース。パスモケースや根付・名刺入れは駒台を作ったあとの余り素材を利用しています。

地元で将棋の駒箱を製作している、というだけでなくて、本当に工芸品として素晴らしい作品ばかりなので、超応援しています。名人戦第四局も注目。

奥山さんの作品は私のイベント(販売コーナーがあるもの)の他に深川東京モダン館 http://www.fukagawatokyo.com/でも販売しています(パスモケース、根付、名刺入れなど)。
posted by 正直と息子オックン at 10:17| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 直通信(父・奥山正直 の 将棋 駒箱 製作記) | 更新情報をチェックする

2010年04月23日

直通信 76

2010.4.23.
直通信 76

名人戦第二局は羽生名人の連勝でした。

 第三戦は千葉県の野田市で行はれます。
 会場に行く予定です、H氏も参加されそうなので会場でお会いできることを楽しみにしております。
 
 昨日K氏より、名人戦第四戦に駒台・駒箱が使用されそうだとの連絡を頂きました。
 ついては、駒台の向きについてのお問い合わせです。

 盤にセットした写真が手元に有りましたので、写真を見ながら話し合いまして、
その通りにセットいていただければ結構ですとお答えしました。
 
 この棋具にも想い出があります。
 御蔵桑の根杢を使い、駒台・駒箱が同じ材料から木取したものです。
素材は桑の古木ですので、枯れた桑の味が十分に出せたと思っております。
 櫓型の四本脚にして、天板の角にRを付けて駒箱の隅丸に合わせてあります。

セットの写真は所有者のK氏の提供・島桑根杢材、駒台・駒箱をセットされたところです。 (2007.7.)






 この棋具にも想い出があります。
 この写真は楓の玉杢材、駒箱は隅丸とし、特殊な材料で古代色に着色後拭き漆を施す。(2008.5.)







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posted by 正直と息子オックン at 14:47| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 直通信(父・奥山正直 の 将棋 駒箱 製作記) | 更新情報をチェックする

2010年04月20日

直通信 75

名人戦第二局が岩手県遠野市で始まっております。

ブログに昼食休憩時の盤面が写っています。
駒は影水作の菱湖書、駒台は木村香順作、楓の玉杢、
いずれも素晴しい作です。

駒箱は、小生作の黒柿の作品です、岩手県在住のS氏が所蔵されています。名人戦に登場したのは暫くぶりです。愛棋家に感謝の気持ちで一杯です。

  この駒箱についての想い出、平成7年頃か8年頃に「熊沢良尊氏がプロ宣言展・原田泰夫書展」の共催を東京銀座で行いました。その頃にS氏が来宅されて購入していかれた作品です。

 名人戦第二局 岩手県遠野市「あえりあ遠野」


  以前にも書きましたが、
駒台の向きが90度違うのではと、向きが時々正規と90度と変わることがあります。
年輪を縦方向にセットしてほしいと願う次第です。

  木村香順作の駒台で、注意してみたいところは、
下の台の上面が僅かですが四方に傾斜している事です。

天板の裏はキツメの傾斜で、
ひっくり返さなければ見えませんが下は良く見えます。
(物造りには注意して見たいところです)
 

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2010年04月18日

直通信 74

一昨日は、41年ぶりに四月の雪が降りました。

  寒い中、一月には静岡県に同行したH氏が来宅しました。
 用件は、大変に珍しい駒が手元に入ったのを観る事です。

  一通り観たあとに、K氏作の駒を一度は要望した経緯がありましたが、他の事情からあきらめました。
 しかし、K氏の駒には絶大の惚れ込みが有ることから再度検討しました。
 旧知のK氏と打ち合わせの結果、制作を依頼する事にしました。

 先ほど材木店が来宅されまして、楓の玉杢材が入ったので届けてくれました。この材料は駒台に加工予定です。

 今日は、近所の庭先にある梅ノ木に、小粒ながら実を付けていたので撮って来ました。

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posted by 正直と息子オックン at 13:56| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 直通信(父・奥山正直 の 将棋 駒箱 製作記) | 更新情報をチェックする

2010年04月10日

直通信 73

開花以来、もたついていた桜の花も満開が過ぎ、
淡いピンクの花びらが風に舞って散り始めています。



  写真は、「椿山荘」の三重の塔  (塔や樹木にある白い点々は風に舞う花びらです)

  昨日は、第68期名人戦第一局、
対局と大盤解説会が行われた「椿山荘」に出掛けました。

  開始前に、綺麗に手入れが行き届いた庭園を散策しました。
園内には渓谷あり、小高い山ありと、さらに滝まであります。

三重塔は花吹雪の向こうに見えて、とても印象に残りました。
 
  後手92手目8三飛車成りと自陣に引き付け、決めに行った手がピッタリで、
その後、数手で先手の投了となりました。

  終盤まじかの映像が、会場内にもモニター越しに写され、臨場感が伝わってきます。

会場には、テレビカメラが二台あり、最終盤までテレビでも放映されていました。

放映終了時間ぎりぎりに、挑戦者の手が駒台にのび「負けました」
と告げられました。
ご覧になった方も同じように臨場感を感じられた事でしょう。
 (解説者の青野九段の話では、連盟関係者と、主催紙の関係者で休憩時間などを調整して、一時間短縮されたとの事)

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posted by 正直と息子オックン at 14:30| 東京 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 直通信(父・奥山正直 の 将棋 駒箱 製作記) | 更新情報をチェックする

2010年04月07日

直通信 72

 
 昨日は、好天にも恵まれて、孫を連れて現在建設中のスカイツリーを観に行ってきました。現在の高さは338メートルと有りました。ここは下町、周りに比較できるような建物が無いためもあり、それほどの高さとは感じられず数字が嘘のようでした。
  周辺の町々を歩いている人が多いのには驚きます。携帯片手にパチリ・デジカメや本格的なカメラ持参の方とひとそれぞれですが、すっかり殺風景な町並みが変わってきています。

 スカイツリーバックに孫とカメラに



 
 思い出に残る作品 C
 平成12年、楓の一本脚駒台・駒箱(隅丸)2セット制作依頼が有りました。

 下の写真は、第43期王位戦第四局に使用されています。


 下の写真は、平成14年(2002)第60期名人戦第四局に使用されています。
 挑戦者の森内俊之八段が四連勝で、新名人が誕生しています。会場と月日は、2002.5.17.北海道 「滝川ホテル三浦華園」 

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posted by 正直と息子オックン at 15:53| 東京 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 直通信(父・奥山正直 の 将棋 駒箱 製作記) | 更新情報をチェックする

2010年04月05日

直通信 71

 桜花爛漫の昨日は、何処の名所も花をめでる人々で混雑したようです。
 去る3/22日上京されたI氏と、氏が長年の念願だった宮松美水宅を訪問しました。一部前回も少し触れましたが次に写真を追加しました。



 美水さんが書いた写経です、楷書・隷書・草書・かな混じりの字が、黒地に金文字です。素晴しいとI氏は感激の様子。




 玄関の下駄箱の上には、当時の看板が立てかけてありました、墨書きの字はほとんど読み取れません。長年の風雪が感じられます。




 玄関先でI氏が記念写真。



 駒箱制作時の冶具を改良しました。(これまでは、45°にカットする時は、鋸刃を45°まで角度を傾斜し、それに合った冶具を使用していた。)
 画面中央の鋸刃より右のテーブルは固定、左側のテーブルがスライドします。テーブルの角穴に合わせて、冶具の下板を取り外し可能に
した物を作りました。その上に45°にカットしたものを固定します。長さの調整は斜面の中央に見える、黒柿の部分がスライドして蝶ネジを締める。なを板を固定するために手前のクランプで押える。さらに板との隙間にクサビ役の端材を差し込む。
 45°に切れるかは、其のつど鋸刃の角度(何時もは垂直に固定)を調整します。45°に成っているか試し切りも忘れずに。




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posted by 正直と息子オックン at 09:43| 東京 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 直通信(父・奥山正直 の 将棋 駒箱 製作記) | 更新情報をチェックする