2010年02月28日

直通信 60

昨夜からの雨が、一時ミゾレに変るなど午前は寒かったです。そんななか正午過ぎに来客が有りました。
 昨日完成しました、黒柿の駒箱を引き取りに来て下さったのです。作品をしばらくの間、どの作品にしようかと思案をしていましたが??・・・近くにあるレストランで食事し、気分転換してから、さらに思案しました。同じような作品が数個あったために、どれにしようかと考えられていたのでしょう。
 
 決断の一手、一個を決めていただきました。

 氏の選んだ作品の写真です。

 
 自分の感想として、何回かブログにも書きましたが、こんな素材に巡り会ったのは初めてです。
 
 残りの作品は梱包して、次に待っている方のところに発送しました。今回の作品は再び制作出来ない様な品ですから、数個の中から、一番気に入った品を選んでいただければと思います。
 

 明日は暖かな日になりそうです。  
にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へ
にほんブログ村
posted by 正直と息子オックン at 22:24| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 直通信(父・奥山正直 の 将棋 駒箱 製作記) | 更新情報をチェックする

2010年02月26日

直通信 59

先ほどから雨になりました。
 午後から来客がありました。用件は盛り上げ駒の剥れ修理を頼まれていたのが、一ヶ月ほどで出来上がってきました。修理箇所はどこか?・・・全く解りません。上手く修理するものだと感心するしだいです。
 依頼者には、とても喜んでもらった事で、安心しほっとしています。
 
 前回のブログに黒柿の駒箱完成したと書きましたが、さらにもう一手加えました。食用油に角粉を付けて磨け上げました。

 写真には、将棋駒が写ってるところが確認できると思います。
  
にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へ
にほんブログ村
posted by 正直と息子オックン at 15:37| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 直通信(父・奥山正直 の 将棋 駒箱 製作記) | 更新情報をチェックする

直通信 58

  石川県在住の、塩井さんから嬉しい連絡がありました。明日行われます、第35期棋王戦に氏所蔵の、将棋盤・駒・駒箱・駒台・等の棋具が使用されるとの事です。
 駒台、(櫓型四本脚)駒箱は、島桑の根杢材を使いました、自分の自信作の一つに上げられる作となっております。
 挑戦者の佐藤九段の一勝で向かえた第二戦、久保棋王が勝って対にするのか、佐藤九段の連勝となるのか、・・・・・
 
 黒柿の駒箱(隅丸)の制作が終わりました。2/28日に依頼者が来宅され引渡しとなります。
 拭き漆の工程も、何回(25回以上)やったのか解りません、表面に影が映るように仕上がっております。ご満足頂ければ作者冥利につきます。
 制作に当たりまして感じた事、材料が素晴しかった事(始めての出会い)です。黒柿に孔雀杢は入りますが(幹に対して樹皮側に入る)、これほど巾広い板材(400×500×12)が有ることの存在が難しい。
四分厚の乾燥材で、枚数もまとまっていて、隅丸を作るにあたっては理想的でした。

 次の作業は、日本将棋連盟の棋士からの依頼で、島桑四本足の駒台と駒箱(隅丸)付きの二組です。
 ほぼ、各部の部材の加工が終わっていて、来週当たりから組み立てと、全体の仕上げに入ります。
 
 
  
にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へ
にほんブログ村
posted by 正直と息子オックン at 08:54| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 直通信(父・奥山正直 の 将棋 駒箱 製作記) | 更新情報をチェックする

2010年02月24日

直通信 57

2010,2,24,
直通信 57

昨日今日と温かいです。
黒柿の隅丸ようやく修正が終わりまして、
最終工程の拭き漆もコンパウンドで磨けば、残り数回の段階まで着ました。

 天板の気になっていた処も無事に修正が出来ましたので、
懸念されていました、納期の再延長はしないで済みそうです。
 
ストーブの上に漆を乗せて暖めます。木地呂と瀬〆を混ぜ合わせて使う。

 
 40Wのライトの下に置いた練り板に、木地呂を搾り出したところ。

 
 木地呂と瀬〆を混ぜる、手袋を使用し、指先にタオルを巻いて摺り漆を行う。
 これからの拭き取りは、テイシュペーパーを使います。タオルですと拭き跡が残る時もある。

 
 拭き終わったら乾燥室に入れる。

 
 湿度は、扉の後と床に濡れタオルを、温度調節のために、温度調整つきの電熱器を使用します。


 完成した作品






にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へ
にほんブログ村
posted by 正直と息子オックン at 17:44| 東京 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 直通信(父・奥山正直 の 将棋 駒箱 製作記) | 更新情報をチェックする

2010年02月21日

直通信 56

黒柿の駒箱(隅丸)を部分的に修正しています。二十数回拭き漆を重ねてきましたが、此処まで来て、途中で気がつきながら、思い切って修正に切り替えなかった事が悔やまれます。修正は最初に戻って、漆をペーパーで擦り落としての作業から始める事にしました。
 駒箱の天面にも気になるところがあり、ここも木地面まで修正しました。先ほど生漆での修正が終わり、ペーパーで擦った後に、全体に拭き漆をしたところです。
 しばらくは、拭き漆の工程、数回塗ってはペーパー、数回塗ってはコンパウンドの繰り返しとなりますが、最上の仕上がりにしようと、気遣いがつづきます。
 
 昨日、福井の漆やさんから、先日納品した漆の感想は如何ですかと、問い合わせがありました。使うのが最初でもあり、不慣れも有ってか、満足できない旨を報告しました。いずれにしましても、使いこなすまではある程度の月日が掛かる事でしょう。
 
にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へ
にほんブログ村
posted by 正直と息子オックン at 17:08| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 直通信(父・奥山正直 の 将棋 駒箱 製作記) | 更新情報をチェックする

2010年02月19日

直通信 55

先日、福井県から漆やさんが営業で来宅された時に、買い入れした漆のテストをしています。漆は摺用梨地、200g6,000円、材料は濃くて拭き漆の工程にはやや不向き、ふき取り用のケーク紙(以前は紡績工場で糸玉を包んであった紙の袋)も使い勝手に不具合を感じました。
 山中塗りの工程で、お盆やお椀を、吹き漆で作業していたのを見たことがあります、良い点として、紙に漆が少しずつ付着していきますのを、その付着した部分を上手く利用していました。お盆のような形状には最適ですが、駒箱のように入り隅が多い物には不向きに感じました。
 そこで以前からやっている、オシボリタオル(白地)とテイシュペーパーを使用することにしました。

 ただ今、黒柿の駒箱(隅丸)を拭き漆の最中です。寒い日が続きますので工程も一日一回程度です。
 
 こんな事から、ご注文頂いている納品も、工程が遅れているために、完成品の引取りを一週間伸ばしてもらう事にしました。
 
 ーーーーーーーーーー
黒柿の拭き漆は、木地にチョット気になるところが有った為、部分的に修正することにしました。このために納期を延ばしましたが、さらにもう一度延期するようになるかは、もう少し工程を進めたところで検討する事にします。
  
  今回はどうしても自分なりに、納得できる作品にしたいとの思いを強く感じています。
にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へ
にほんブログ村
posted by 正直と息子オックン at 09:36| 東京 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 直通信(父・奥山正直 の 将棋 駒箱 製作記) | 更新情報をチェックする

2010年02月15日

直通信 54

寒いのに雨も降っております。
先日銘木店を覗いた時に、栃の縮み杢材を見つけました。
普通の縮み杢は年輪に対して、ほぼ真横に入りますが、
今回のはチョット珍しい杢でした。

 素材などは、出会いだと思っております。
この時を逃すと何時また会えるかわかりません。
 巾も厚さや長さも申し分なく、いろいろな作品が出来ます。
自分にはこの材料を加工する予定がない事から、知人のMさんに紹介する事にしました。

 材料を見たMさんからは、めったに手に入るような物では無いとの事、
喜びの連絡がありました。よい作品が出来る事を願います。
 
 写真は二枚とも共木



にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へ
にほんブログ村
posted by 正直と息子オックン at 19:03| 東京 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 直通信(父・奥山正直 の 将棋 駒箱 製作記) | 更新情報をチェックする

2010年02月13日

直通信 53

2010.2.13.

直通信53

今日から、カナダ・バンクーバーにて、冬季オリンピック開幕した。
 
 黒柿の駒箱の工程は、拭き漆を繰り返し行い、
今日は二回目のペーパーの研ぎをしてから、拭き漆を更に数回かさねたのが今回の写真です。
 比較に木地仕上げの写真と比べてください。

 これからは、拭き漆を数回行った後に、コンパウンドを使い内外全面の磨きです。
 この間には、傷などの補修があります。
補修は木地呂漆で傷がなくなるまで、繰り返し行う事になります。

今回の材料は写真で見て取れるように、孔雀杢が入った素晴しいものです。
 仕上がりが楽しみです。

拭き漆の作業は、仕切りはあっても外気とほぼ同じ室温です。
漆室温を25°湿度も70%を保つ様にしています。
 品物が冷たいまま 、拭き漆の後に漆室に入れておりましたが、
乾燥後は白く曇ってしまう。何回か失敗しております。
 現在は品物を暖めて、漆も白熱灯で暖めるようにしました。
この様に改良した結果、以前のような失敗は無くなっております。
 
 黒柿の駒箱完成後に、写真を掲載するのが楽しみです。

木地は仕上げのとき


拭き漆を行ったところ

にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へ
にほんブログ村
posted by 正直と息子オックン at 20:15| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 直通信(父・奥山正直 の 将棋 駒箱 製作記) | 更新情報をチェックする

2010年02月05日

直通信 52

2010.2.5.
直通信52

立春といっても、寒さはこれからのようです。

 先日久しぶりに、盛り上げ台を造りました。
以前の図面があったので作業を進めましたが、
途中で手順前後がありまして、直しに随分てこずりました。
 
 黒柿の隅丸の工程も進み、後半に入っております。
工程の一部を写真と説明を書きました。残りの工程は拭き漆です。

 昨日、福井県から漆屋さんが来ました。
担当で関東・東北などを営業で廻っているようでした。
折角でしたので漆を買う事にしました。お米も10`買いました。

1 内箱に底板をはめ込んだ所


2 内箱の四隅のR部を線に沿って鋸で゛切り落とす


3 内箱の外Rをケズリ取って、外箱の内Rに合わせる
写真では、どこかで擦れているため、最後まで納まらない


4 内箱の外Rと外箱の内Rを合わせたところ


5 内箱と外箱のすり合わせが終わったところ


6 内箱が先に出来上がる
次は、外箱に天板を貼り付ける


7 外箱に天板を貼り付け後、旗金を使って締め付けする


8 外箱の外Rの線に沿って、鋸で切り落とす



9 外箱の外Rを切り落とした後に、線に沿ってRを仕上げる


10 外箱の天板に八方落しを加工したところ


11 木地完成

にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へ
にほんブログ村
posted by 正直と息子オックン at 18:22| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 直通信(父・奥山正直 の 将棋 駒箱 製作記) | 更新情報をチェックする