2009年06月24日

直通信 30

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直通信 30

 梅雨の季節です、湿度・温度ともに拭き漆の作業には最適です。

 ただいま工房では、拭き漆の工程が順調に進み、
日に数回の作業が繰り返し出来ます。
  
 先月愛好家のIさんから、卓上盤用の駒台製作依頼がありました。
厚みが61mmの無垢材での要望です、素材の手配がなかなか上手くいきません。

 同じ板でも模様が合わないため、連続した木取りが出来ない、
一枚は杢の処、あと一枚は柾系の処に成ってしまいました。

 表面は無傷なのに、製材したところ、何の穴か分かりませんが、
両切断面に出てきました。

小さい傷なら補修できますが、大きさから言って無理だと判断しました。
 
Iさんのご理解をいただき製作を進め、今月上旬に発送の運びとなりました。

来週には、御蔵島から届いている桑根材を製材に掛けます。
最初の一鋸ですべてが決まります。杢が出てくれればと念じる思いです。


駒台61m/m・台指しに入れた所
posted by 正直と息子オックン at 16:13| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 直通信(父・奥山正直 の 将棋 駒箱 製作記) | 更新情報をチェックする

2009年06月08日

直通信 29

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直通信 29

わが町の一部を紹介。
6日午前中は雨、昼過ぎ雨上がりの近所を散歩、
街中には庭付きの住宅はほとんど見当たりません。

 公園の緑地と小さな庭が所々に点在しています。
紫陽花や桔梗が咲き始めていた、葉や花に雨しずくが乾かずに残っているのが見える。
 



花びらに水滴が残っている

工房から東に100mほどの所に、和倉橋由来の看板が立っている。
S48年に深川に来たときは、油堀川と言う運河があり、
木場の町ですから、河には大小の木材が筏に組まれ浮かんでいました。

 ここ深川は掘割が縦横に張り巡らされ、まさに運河の町でした。
姉が嫁いでいたことから、30年代に何回か遊びに来たことがあります。

 木材を満載した船から、堤防に歩み板を渡し、
その上を材木店の番頭たちが角材を肩に担ぎ、上下に揺れるところを器用に運んでいたものです。


和倉橋のたもとにある、辻みちしるべ 下方に深川2丁目1番地も見える


和倉橋の親柱


和倉橋由来について記述が読み取れる

 S39年、台風による被害を受けたこともあり、都市計画のもと、S50年ころに運河は埋め立てられ、
下は遊歩道として一般に開放され、上は高架式の高速道路が造られました。
便利になった分深川の情緒が失はれたように思う。

同じころ、材木店のほとんどが、新木場に移転しました。
跡地は避難場所として、都立木場公園に生まれ変わりました。


最新作の印籠型駒箱 素材は献保梨の杢
posted by 正直と息子オックン at 17:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 直通信(父・奥山正直 の 将棋 駒箱 製作記) | 更新情報をチェックする

2009年06月04日

直通信 28

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直通信 28

 御蔵島訪問の折注文した材料が、過日届きました。
どの様に木取りするかは、ただ今検討中です。
杢の部分が出ればいいが、その時まで楽しみを取っておきます。

 素材の末口は50cm(丸太の半割り)高さと元の幅は80cm有ります。
posted by 正直と息子オックン at 13:44| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 直通信(父・奥山正直 の 将棋 駒箱 製作記) | 更新情報をチェックする

直通信 27

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直通信 27

 今回は、献保梨の隅丸の製作工程を簡単に紹介いたします。

 @杢目模様の良いところを、外箱106×71×11にカット、内箱はそれに順ずる。
冶具を使って両端を45°にカットする。
アール部の他、平らな部分は削って5.2ミリに仕上げておく。

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 A45°にカットした二枚に、手掛け部の型紙を貼ってミシンノコで切る。

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 B45°のカット面に傭核留の溝を彫り、核を入れて四枚を貼り合わせる。
アール部の内側を丸鉋で削り合わせる。内箱の底部にシャクリを付け、底板をRに会わせて嵌め込む。

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 C外箱もBとほぼ同じです。内箱の外アールを付ける。外箱の内アールと良く合わせる。

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 D外箱の天板を付ける前に、内箱との擦りあわせを行うこと。
擦り会わせが上手くいかないと、途中で引っ掛かる事があります。
 天板を付ける前ですと、具合の悪いところが見えます。
 これを確認したのちに、天板を貼り付ければよい。

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 Eは外箱と内箱の擦り合わせが上手くいったところ。

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 F外箱は鉛筆の墨手前まで、ノコで切っておくと良い、次は墨に合わせてアールを取る。

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 G外箱の四隅をアール加工したところ。

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H外箱の天板は八方転がしの緩いアールを付ける。

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I木地の完成品

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posted by 正直と息子オックン at 09:43| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 直通信(父・奥山正直 の 将棋 駒箱 製作記) | 更新情報をチェックする

直通信 26

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直通信 26

6/2.3 島桑網目杢の経年による日焼けを治し始める。
 外箱の手掛け分の痕が、内箱に薄っすらと付いている、
ペーパーで擦り取る事にした。
全体に軽くペーパーを掛けてから、拭き漆の工程と磨きを繰り返して完成、
日焼けの痕は完全に見えなくなる。
拭き漆の工程も、これ位までやればいいなと思うが・・・・
 
駒箱の横に置いた駒が映って居るのが見えます。





posted by 正直と息子オックン at 09:20| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 直通信(父・奥山正直 の 将棋 駒箱 製作記) | 更新情報をチェックする