2009年02月25日

直通信 15

直通信 15

今日の東京は肌寒く、午前中は雨降りだった。
 
 2/22(日)11:00に府中市を出発し、一路京都に向かう、
新大阪駅に来たのも40年ぶり、車窓から見る景色も当時とは比較にならない様変わりです。

 乗り換えるたびに駅員に、確認しての行動にはチョット情けないような気がする。
 定刻の3:15に加茂駅に到着する、熊沢さんが迎えに来てくれました。
徒歩数分で工房に着き、玄関先の大看板の前でデジカメでパチリ、写真を添付しました。

 
 工房内は白を基調とした、全体に明るい感じに内装がされていて、気分も明るくなります。
 ここでは工房内のことには触れないように致します。
熊沢さんのブログに、書き込みがありましたように、小生の旧作数点に再会をはたす。
特に島桑の網目杢の隅丸は、製作当時が甦りまして、愛おしさを覚えます。
 
 限られた時間であり、工房を後にしました。
雨の中熊沢さんに近鉄奈良駅まで送ってもらいました。車中ではいろいろな話題にふれながらの、ひと時でありました。
 
 
ここの駅でも行き先を確認して、キップを買い電車に乗車です。
今夜の宿泊地は生駒駅近くの宝山寺です。
 雨の中傘もなくR旅館まで、石段を登ること約5~6分で到着、
今夜の宿泊者は小生一人とのこと寂しくなりました。
 疲れていたのか、いつものNHK大河ドラマ観れませんでした。
 
 2/23(月)次の訪問先の茨城市に向かう、難波乗換えで御堂筋線に乗る、
ここでも車窓からの眺めは、超高層のビルが沢山見えました。

 千里中央駅にM氏が出迎えてくれました、車で入院先の阪大病院まで行く、ここで先に発送していた品物の説明を行う。 
 闘病中とは思えないほど元気で、作品につきましては全部OKで、余分に持参した駒箱まで購入してもらいました。

箕面市のレストランに行き会食、食事中はピアニストの演奏ありで、感じのよいところでした。
人気店のパンのお土産を頂、新大阪まで送ってもらいました。

 新幹線で一路東京に向かいました。今回は大切な方たちにお会いできましたことが、最大のお土産として生涯大切にポケットに締まっておきます。
posted by 正直と息子オックン at 16:41| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 直通信(父・奥山正直 の 将棋 駒箱 製作記) | 更新情報をチェックする

2009年02月24日

直通信 14

 直通信 14

今日の東京は朝からどんよりとした、曇り空で陽射しが無く、寒い一日です。

 今月の21、22、23、の三日間に、
広島県府中市・京都府加茂・大阪府茨城市を訪問しましたので、順次ブログにて報告いたします。
 
 21日は広島になります。
 十数年前からのお客さんになりますが、
小生作の駒箱・駒台・平箱さらに成形駒に、H氏の彫り駒数組と、数多く所蔵されている方を訪問しました。
 
 東京発のぞみ13号は定刻に発車しました、
進行方向右の窓際に着席する、目的は富士山の雄姿を見たいためです。
昨夜は寝不足気味で、肝心の所は寝てしまい、富士山は見れませんでした。

 新大阪での人身事故の煽りで、岐阜拝島で臨時停車約30分、
此れに伴って福山駅での乗り換えには、30分ホームで待たされました。

予定より一時間遅れの14:15分到着でした。
 
 府中市のHさんは、元眼科医で後継の次男が亡くなったのを期に廃業されています。
 二階の一室は、将棋盤や碁盤が数面あり、懐かしい駒箱や駒台との再会を果せました。
島桑の駒箱は経年による変化で、色艶とも良く、特に拭き漆の仕上げは素晴らしく、
やや日焼けも少しありで、思わず我が子に頬ずりしたくなる衝動に駆られました。
 H氏との対局も約束だったので、早速始まりましたが、結果は一勝一敗の引き分けです。
 
 夕刻には老舗懐石料理店「恋しき」の離れでの舌鼓も、これまた一興ありです、
三月の雛の節句も近く、隣室など三室に六段の雛飾りが有りました。
 
ここに「恋しき」にまつわる記事が有りますので、抜粋で紹介する事にします。
 
『旧石州街道沿いの敷地に木造三階建て母屋と四棟の離れ、
約1000平方メートルの日本庭園があり、かっては「山陽の名旅館」とたたえられた。
1990年に廃業となった後、2004年に国登録有形文化財に指定、05年約2億円かけて再生された。

 母屋は、展示会などイベント用として貸し会場として使われている。
 玄関を上がると、井伏鮎二、吉川英治ら訪れた著名人ゆかりの品物や古い調度品を展示してあり、
犬養毅が1913(大正二)年に書いた「一笑千山青」の額が掲げられている。
 庭に回ると、池を中心に趣きある空間が広がる。
離れは「カフエすいれん」と「懐石料理花みずき」が営業。』
 以上が主なところを抜粋しました。
 




 H宅に戻り、三組の駒の手入れをする、牛乳で汚れを落とし乾拭きを施す、見違えるように奇麗になる。

 書庫室は将棋関係の書籍と囲碁関係の物で、
六畳洋室の壁面と中心に二列の棚を使い、書籍が著者別に分類されて一杯でした。
大山康晴全集・名人戦将棋年間などなど・・・
 近所に将棋駒や器具に関心のある方が居ないとの事、
所蔵品に静山作駒・奥野錦旗があり、駒や駒箱の話には双方とも夢中になりました。
 
 積年の思いがやっと叶った嬉しさが、何時までも余韻として残り楽しかったです。






明日は京都府在住の、駒師熊沢良尊先生の工房を訪問いたします。
posted by 正直と息子オックン at 20:48| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 直通信(父・奥山正直 の 将棋 駒箱 製作記) | 更新情報をチェックする

2009年02月15日

直通信 13

    平成21年2月15日 直通信 13

春一番の一昨日と、昨日は気温20°近くもあり暖かな日でした。

13日に将棋駒関係のH氏・M氏・O氏・N氏の四名が来宅され、
しばし駒談義や漆の話などに数時間の経過も、あっという間の出来事に感じました。

 M氏とは拭き漆の工程と作品の形が、話題になりましたが、知りうる事全部話しました。
 氏の作品に対する感想や意見も十分に伝えたように思う。
 今後はこれらの経験をどうやって、自分なりに咀嚼するかが課題だと思います。

 14日大阪府在住の方からの電話で、
現在所持している将棋盤二面に、駒台と駒箱を揃えたいとのことでした。
駒箱二個と駒台一組は、在庫が有りますのでこれを宛てることにしました。

 もう一つの駒台はこれからの作業と成りますが、
途中までの工程が済んでいるので、脚の長さを合わせて、カットし加工を進めます。
 依頼主の方からは、出来るだけ早く調達して、観賞と対局に使いたいとの思いが切実に伝わってきました。

 この時節、この様なお話は本当に嬉しいく思いましたので、
他の作業を遣り繰りしてでも、要望にお答えしたいと強く思いました。
また、ご要望にお応えするのも作者としての役目と思いました。

 2/21・22と広島・京都を訪問が決まっておりましたので、もう一泊して、ついでに茨木市も品物をお届けしながら回ってくる事にしました。

駒台・駒箱・平箱の写真です



posted by 正直と息子オックン at 14:25| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 直通信(父・奥山正直 の 将棋 駒箱 製作記) | 更新情報をチェックする

2009年02月08日

直通信 12

    平成21年2月8日 直通信 12

寒い日が続きますが、今冬は全体的には暖冬かなと感じます。
 昨年暮れからは工房加工はほとんどなくしまして、
加工が済んでいた駒箱などの、拭き漆の工程を進めています。
 工房などと言える様な所ではなく、漆を塗る所だけが囲いがあります。
 またパソコンなどがある場所は、六畳二間ほどほどのところに、
机・整理棚・工具棚・治具類ゃテレビ・電話・撮影用の用具、それに完成した商品棚が所狭しと、犇めき合っています。
 機械による加工は、屋根つきの駐車場で、囲いは無いためもあり、冬場の寒い日は作業はやりません。

 この寒い季節は、漆の工程も進まず、乾燥に必要な条件を整えるのが大変です。
乾燥まで四時間・五時間と掛かる事が多く、一日に一回か二回の工程です。
 湿度が多すぎると、塗面がぼやけたりしますまで、急がず慌てづの日々です。
 
数回前のブログに、駒箱の蓋を取った時のことに触れました。
 そのことにつきましての後日談です。過日来客がありました時に、話題になりましたので少し触れてみます。

 客談、「囲碁の対局時に、碁笥の蓋を取った時にひっくり返して下に置き、
     相手の碁石を取ったときに蓋の上に置く、この動作に関係が有るのではないかとの指摘でした。」
 
 それと「将棋の真剣師(この字が正確か解りません)が、
     駒を持ち歩く時は巾着袋に入れていた。または和服の懐に閉まっていたこともある、
     懐が膨らまない様に駒袋は細長く出来ていた。
     その後、対局場では駒箱に仕舞う様になったので、自然と駒箱も長方形の物が作られたように思う」
と言っておられました。

 以上の内容でしたが、「確かな事はわかりませんと、付け加えていました。」

東京の空は今日も快晴、北風がありますので寒いです。
posted by 正直と息子オックン at 09:36| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 直通信(父・奥山正直 の 将棋 駒箱 製作記) | 更新情報をチェックする

2009年02月07日

直通信 11

平成21年2月
直通信 11
立春が過ぎても春とは名ばかりで、まだまだ寒い日が続きそうです。
東京の空はここ数日晴天が続いています。
 三寒四温の言葉もあります様に、もうすぐ暖かい日が来る事でしょう。
 
 2月21・22日と、広島県府中市在住の方宅を訪問が決まりました。
この方は小生作の駒箱・平箱・駒台など数多く所蔵されています。また蜂須賀作の彫り駒も数点お持ちです。
 旧作品に合いたいとの要望を聞いてくださり、一泊での訪問となりました。
今回は蜂須賀氏に彫駒の製作を依頼し、二組持参する事になりました。
 昨日作品が届きましたので、写真を添付いたします。材は島黄楊の根杢です。(成形は小生)
 
 帰路に、京都府在住の熊沢さんの了承を得られましたので、工房を訪問する事に成っております。
熊沢先生のブログを見ていまして、ぜひ訪問をとの思いがようやく実現いたします。
 


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posted by 正直と息子オックン at 12:06| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 直通信(父・奥山正直 の 将棋 駒箱 製作記) | 更新情報をチェックする

2009年02月01日

直通信 10

      2009.2.1.
 直通信  10

  将棋盤と駒台の配置についての思い、
 一昨日に熊沢さんのブログに、書き込みましたように、
設営関係者はあまり気にしていないのではと残念に思います。
石川県のS氏が提供された将棋盤と駒台、
宇奈月での第三十五期女流名人戦では何と、矢内名人側だけ180°向きが違っておりました。
 また先日行はれた第五十八期王将戦では、両対局者側共90°向きが違って見えました。
この棋具は日本将棋連盟より持参された、木村作の楓の一本脚の駒台でした。
 楓の年輪はハッキリと見えないため、杢に気を取られるのかもしれませんね。
 皆さんの声でこの様な作法は、改善されればいいなと思います。
 
 つぎに駒箱から駒を取り出した後の蓋の置きかたにつきましても、
気になっておりましたが熊沢さんの意見が正しいと思います。(2009.1.30.ちょっときになること、その2)
 
 将棋盤は長方形で、縦横はハッキリと解ります。
駒台は正方形で縦横はありませんが、木目の方向は有ります。
根元と末口が盤に対して平行に置くべきだと思います。
 木目の模様でも柾目の場合は上下も良くわかりますが、
例えば楓の玉杢や縮み杢の場合、樹皮側から芯に向かって杢が入っています、
樹木を縦に割り板状にした場合は、縮み杢はほぼ真横に見えてきます。
将棋駒の虎斑の模様にやや似ています。(虎斑はチョット斜めですが)
 
 桑やタモ・欅等の筍杢は、根元のほうの木目が幅広く上部が尖って細くなります。
この場合根元側を一方の対局者側に、相手側も根元側を手前にセットするのが、自然の理にかなっているものと思います。
 
 2/21.22と広島県府中市在住の愛棋家宅を訪問いたします。
 蜂須賀作の彫駒二組と駒箱の、納品をかねて一泊で行くことになりました。
先方さんから昨日のハガキで、地元割烹店「恋しき」で食事したい旨の連絡でした。
 小生作の箱や駒台など、数多くお持ちの方ですので、旧作に再会と対局が主な目的であります。 
写真は専修大学のH氏所蔵の品、本年の年賀状に使用した、蘗の葡萄杢・島桑杢印籠形
posted by 正直と息子オックン at 11:11| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 直通信(父・奥山正直 の 将棋 駒箱 製作記) | 更新情報をチェックする

直通信 9

2009.1.31
直通信  9
つづいての更新となりました。
 昨年の初夏、大分在住のK氏から将棋盤を再生したので、
楓の玉杢一本脚の駒台の製作依頼です。
 直通信8のI氏を、ご紹介くださった方です。
 将棋盤は六寸二分の厚さです、
一本脚はこれまで数点手掛けております事から、作業の方はやりやすかったです。
 但し、楓の特上の玉杢材は少なく、銘木店で吟味し床柱十尺物一本入手しました。
 
 作業開始後も順調に進みまして木地は完成しましが、
古代色を出す為の試行錯誤が、真夏の暑い日に連日続きましたが、満足できるサンプルがやっと出来ました。
 サンプル数点を依頼主に送りまして、
了解を得まして拭き漆の工程に進む、塗りとペーパーと磨きを繰り返して、
漆も約20数回か重ねてようやく完成しました。
 
 駒箱もセットとし、桐箱に収めて8月はじめに納品となりました。
 駒台の高さは287oでした。
 早速にご満足との暖かいお礼の連絡がありました。感謝の気持ちで一杯です。
 
  完成品の写真は下に掲載しました。 









先日K氏よりのメールで、
I氏のブログに将棋盤と駒台の写真が、掲載されているので見てほしいとありました。
早速I氏のページを拝見しました。素晴らしい盤にピッタシにみえました。
駒台が見劣りしてないか気になります。
 駒台の向きについては、良くわかりませんでした。
楓の上下の見方の参考に、天板の側面を見ると解りやすい、
上下には小口が見え、左右には玉杢の続きが見えるようになります。
 駒台の設置に対しての御気使いが嬉しいです。
posted by 正直と息子オックン at 11:01| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 直通信(父・奥山正直 の 将棋 駒箱 製作記) | 更新情報をチェックする

直通信 8

2009.1.31
直通信  8
しばらくぶりの更新となりました。
 昨年の春、新規客のI氏から将棋盤を購入したので、
これに見合った櫓形の駒台を作りたいとの問い合わせを頂きました。
 素材は手元にある島桑の根杢を選定し、
数点の中から写真を送り選んでいただきました。
 将棋盤は七寸六分とかなりの厚さです、
見劣りしないように、素材と仕上げを吟味して、作業開始です。
 数々の工程を得まして、木地が仕上がりました。
後は拭き漆の工程を残すのみとなりました。
 塗りとペーパーと磨きを繰り返して、漆も約20数回か重ねてようやく完成しました。
 駒箱もセットとし、桐箱に収めて7月はじめに納品となりました。
 駒台の高さは320oでした。
 早速にご満足との暖かいお礼の連絡がありました。
感謝、感謝の気持ちで一杯です。
   完成品の写真は下に掲載しました。 

posted by 正直と息子オックン at 10:52| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 直通信(父・奥山正直 の 将棋 駒箱 製作記) | 更新情報をチェックする