2008年03月13日

直通信 7

直通信 7

    約10ヶ月ぶりの更新です。
 今冬は寒さが一段と厳しく、わが工房も休む日が多かったです、と言うのも工房とは名ばかりで、マンションの一階駐車場の一部を使っております。横には二間の部屋がありますが、素材・桑の素材は他を借りて保管中・道具類・治具類・漆部屋・商品倉庫・パソコン・テレビ・テーブル・事務用小物などが、ところせましと並べられております。


旧作品との再会
2月3日 関西駒の会メンバーと、11名で能登半島に蟹ツアーに出かけました。途中に漆工房の見学・漆の材料屋で買い物・この企画にはびっくりです。旅館での蟹づくしの料理と、次は別室での将棋大会、勝負にこ拘りが無く楽しかったです。
 
 翌日は珠洲市在住の会員S氏宅に全員でお伺いいたしました。S氏宅には将棋愛好家にはたまらない、将棋盤、盛り上げ駒、棋書等沢山ありました。
 その中に自分が二十数年前に製作した島桑の駒箱が有りました。落款も無く隅丸も現在のとは少し違うが、経年による島桑の色合いが実に素晴らしく、大事にお使いいただいておられることに、深く感謝いたしました。
 記念に台指しに署名をさせていただきました。この箱は縁あって二月の将棋棋王戦(京都市)で使用されたと伺いました。
 
 金沢での昼食は、鰤シャブだったこれがまた美味で、身も心も癒される思いでした。
 遅くなりましたが、S氏からも来金のときに作品を持参するようにと言われて居ました、6個持参いたしましたが、関西駒の会メンバーにご協力いただきまして、印籠、隅丸、平箱、角箱等すべて完売となりましたことを、この場をお借りまし暑くお礼いたします。


S氏宅にて、収集品を拝見するメンバー。自分は台指しにサインをする。

 2月19日 大阪在住のM氏より駒箱の修理品を預かりました、驚いた事にこの作品は、珠洲市在住のS氏の所持品と、同時期に製作した品で素材も仕上げも加工も、すべてが一緒でした。 当時何個製作したものか、定かでは有りませんが、同時に懐かしい作品に合えたことがとても嬉しいです。
 M氏は経年による、歪みや擦り傷などが気になるとのことでした、天板の裏側には書道家で故人のお父さんの署名が書かれてありました。
 M氏にとりましては大事な品と思い、擦り傷や歪みを修正し、拭き漆を気の向くままに施しましたところ、見違えるほどに良くなりました、落款を入れまして完成でした。
 

故書道家のサイン入り


漆行程が済んだ完成品
M氏より後日お礼の連絡を頂きました。

2008.3.12. いつの日かまた更新を試みます。 奥山正直
posted by 正直と息子オックン at 10:54| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 直通信(父・奥山正直 の 将棋 駒箱 製作記) | 更新情報をチェックする